【健康チェック】今すぐ測れる脈拍のコツ!

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
日常で使えるリハ知識
記事内に広告が含まれています。

突然ですが、<安静時脈拍120回/分>って言われた時、あなたはピンと来ますか?

これがわからなければ、体調が良いのか悪いのか、もしくは運動しても大丈夫なコンディションなのかわからないですよね。。

脈拍がすべてではないですが、「今知りたい体の状態!」ってなった時に、手軽で実用性が高いものが脈拍だと思います。

今はスマートウォッチでも、手軽に測れる脈拍ですが、結局それがどんな状態なのか判断出来ないと困りますよね?

今回はそんな脈拍について、お伝えしていこうと思っています。

脈拍とは

 心臓から血液が前進に送られる時に、血液が血管を押し出す時に触れる回数の事です。

例えるなら、マリオがブロックに向かってジャンプした時にブロックに当たる回数をカウントしているようなものです。(あっ、マリオが血液ね。赤色だからw)

マリオの画像

ただ、よく誤解されるのが<脈拍=心拍数>って事!

実は厳密には違うんです!!

 先程と同じように心臓から流れる血液ですが、送り出す量が少ないと脈拍として感知できない事があります。

これは、先程のマリオの例えでいうと、マリオはジャンプしててもブロックに当たる力が弱いか、ブロックに当たっていないと回数のカウント出来ないですよね。

 こんな感じです。特に不整脈を持たれている方や心臓の疾患がある方が脈拍と心拍数の違いが出ますが、健康な方はほぼ同じ回数になるので手軽に測れる脈拍を参考としています。

脈拍の測り方

 スマートウォッチでも手軽に測れるのですが、精度としては正直どうかなぁ~って感じです。

 実際にどう測るのかお伝えします。

脈拍の測り方の画像

①手のひらを上にします。

②手首の親指側にある脈拍(橈骨動脈)を探します。

③脈拍が確認出来れば、人差し指、中指、薬指を当てます。

④そのまま15秒間脈拍を数えます。

⑤カウントした回数を4倍する事で1分間の脈拍とします。

 (不整脈がある方は実際に1分間計測をします。)

一昔前までは親指で計測していたようです。ただ、親指の血管が太いため相手の脈拍と自分の脈拍を合わせてカウントしてしまい間違いが多く出ていたため、現在は人差し指~薬指の3本となっています。

正常値

 安静時60回~80回/分です。個人差がありますので、正常時の自分の脈拍を把握しておくと体調不良時との比較に使えます。

異常な数値

 正常時から外れた数値です。ですので、安静時の脈拍が50回/分未満の時は徐脈。100回/分を超えるような時は頻脈とされています。

 もちろん、健康な人でも体を動かせば脈拍が上がりますので、ここでは安静時の状態であることをお忘れなく。ただ、安静にしていても精神状態によっても脈拍は変わります。緊張や不安な時は脈拍があがりますので、メンタルのバロメーターとしても参考程度になるかと思います。

落ち着かせ方

 徐脈の人よりも頻脈で悩まれる方が多いですので、頻脈に対して落ち着かせる方法をお伝えします。

 先程にもあったようにまずは、メンタルを落ち着かせる事です。

落ち着かせる方法として、一番手軽に行えるものが「呼吸法」です。

実は、呼吸は吸う時と吐く時で脈拍が変わります。吸う時は速くなり、吐く時にゆっくりになる。これの繰り返しなのです。

 ですので、頻脈の時には、口から息を少し長めに吐く事を意識すると、脈拍とメンタルが落ち着きやすいです。

 イメージとしては、湯船につかった時に「フーッ」とか「アーッ」とか息を吐き出しますよね。あの感じです。

湯船につかっている画像

 それから少し専門的になりますが、眼球心臓反射(アシュネル反射)というものがあります。これも手軽に出来ますのでご紹介します。

 方法は、眼球を強く圧迫する。だけです。

間違っても目を開けた状態でしないでくださいねww

目を閉じてまぶたの上からで大丈夫です。これをすると眼球の裏にある神経が刺激されて心臓の動きを抑制する効果があります。結果として、脈拍も落ち着くわけです。

目を押さえている画像

ご参考までに

眼球を強く圧迫すると心拍数が減少する。これを眼心反射眼球心臓反射またはアシュネル反射 Aschner’s reflex )という。これは三叉神経第1枝(眼神経)から三叉神経、迷走神経中枢を介して心臓を抑制することによると考えられている。


看護roo 現場で使える看護知識 心臓の神経支配と心臓反射|循環

運動時の目安として

 安静時の脈拍については、先程ご説明しました。今度は運動時の脈拍の目安です。

そのためにはご自身の心臓がだいたいどれくらいまで動くと限界なのかを知りましょう。

方法は簡単です。

220-(年齢)=最大心拍数(心拍数の限界値)となります。

ですので、私のように20歳では・・・(罵声が聞こえてきそうですが)

心拍数の限界値は200回/分となるわけです。

 それを目安にどれくらい負荷をかけるかを事前に計算します。

有酸素運動であれば、40~60%。

筋トレのような無酸素運動であれば80~90%の脈拍を目安とします。

ご自身の脈拍が運動時にどれくらいになるか慣れてくると、計算で算出するよりも実測値の方から考えたほうが、実用性があると思います。

あくまで計算で出すのは目安です。

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 冒頭でお伝えした<安静時脈拍120回/分>が、どんだけ頻脈なのか今ならわかりますか?病院では一般的にこの状態では、リハビリ出来ないです。医師の指示を確認するなどの対応を取りますが、気をつけないといけない状態である事は覚えておいて下さい。

 ただ、赤ちゃんや子どもは基本的に脈拍が高いですので、安静時脈拍が高くても焦らなくて大丈夫ですよ。

 この内容が当てはまるのは成人以上の人だと思って下さい。

日常の中で脈拍について、少し意識をし健康状態の管理に生かしていただければと思います。

今すぐ出来る15秒の確認ですので、ご自身の安静時脈拍数を把握してみて下さい。

運動の準備

コメント