「Google認定教育者って何?」から始める方へ。

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Google有効活用術
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昨年から新型コロナウイル全世界の人が経験したことのないの不安を感じ、新しい安全な対応を求められました。
教育機関も例外ではなく、感染拡大が起きた初期は「安全性を考えると登校はさせられない。でも教育は遅らせられない。」という状況の中で教員は悩み、情報収集と即効性のある対応が求められ、とりあえずやっていけそうな方法を試してはトラブルが相次ぎ、学生や保護者にも負担をかけることとなりました。

こんな時に頼りになる専門家って誰?ってなった時に行き着く先は各校のICT教育を担当している先生だったのではないでしょうか?
ただ、これだけは皆さんに伝えたい。
「ICT教育担当の先生も普通の先生です。ICT専門のプロではなく、ただ自分の業務を後回しにして、人の分まで調べて、問題を解決してくれる良い先生なだけです。」
私がそうだから!ではなく、私の知っている様々な学校のICT教育担当の先生は、もう少し報われてもいい気がするんですよね~。働きすぎ!なぐらい人のために頑張っています。

もしかすると、このブログを見てくれている方も、「人のために問題を解決したいと思っている良い先生」なのかもしれませんので、今回は「Google認定教育者」について出来るだけ私のリアルな体験と、最低限必要な情報、取得してみた感想をもとにお伝えしようと思います。

「いや、どんなものかが知りたいだけ。」や「動画で教えてほしい。」「個人の感想はいいです。」と思われる方はYoutubeで「Google認定教育者」で検索かけると、説明してくれている動画が出てきます。そこまで多くはないので、探しやすいかと思います。そちらをご覧になられることをオススメします。どの先生方も非常に参考になります。

「Google認定教育者」とは

「Google認定教育者」とは、Googleが認定する教員向けの認定資格です。授業における具体的な活用方法についての理解度を証明することが出来ます。

まず、名前がすごいですよね!私も最初は「えっ?Google認定教育者って、Google社員みたいなもの?アメリカとかで働けるの??」っと思いました。アフォーなので、ついでにそのノリでAppleTeacherとMicrosoft認定教員も取得しました。肩書はGoogle、Apple、Microsoftに認められている教員なんです。世界のGAFAのうち2つに認められているんですよ!
すごいでしょ?ニヤリ。

実際は、誰でも(教員じゃなくても)取れる資格で、Apple、Microsoftに関してはポチポチしていたら2時間もあればとれます。ですので、知っている人からは「へー。」の一言で片付けられます。むしろ、「じゃ、何が出来るか?」と問われると2時間のポチポチじゃ、人に頼られて対応出来る程、身につくものはそれほどないんです。

ただ、「Google認定教育者」は違います。

Google社員になれたり、アメリカで働けるような事はありませんが、実際にGoogleのアプリ(Google Workspace 旧G suite)をどう使うか?こんな時の対処方法は?など、勉強段階から様々なケースでの対応方法について考えさせられます。
ですので、実際に役立つのは「Google認定教育者」だけでも良いかと思います。
(※Googleのまわしものではありません。)

取得した資格は、Google、Apple、Microsoftの資格が届きますのでご自身のスキルレベルを証明する事はできます。

「Google認定教育者」になりたいと思った時に準備するもの

・学校・学生のために役立ちたいと思う気持ち!
・Googleアカウント
・安定したネット環境
・Google Chrome(他のブラウザでも可能と思いますが、無難に)
だけあれば始められます。正直、スマホでも勉強出来ますので、PCがなくても大丈夫です。

試験の時に必要になるのは

・クレジットカード:受験する受験費用は米ドルです。
(日本のクレジットカード visaなどで支払い可能です。詳細はこちらhttps://edu.google.com/intl/ALL_jp/teacher-center/frequently-asked-questions/?modal_active=none をご確認下さい。)


・シークレットモードの方法(私はこれをせずに受験し、1回落ちました。)


・Googleアカウントの設定の知識(試験時に送られるIDやパスワードの設定が必要です)


・WEBカメラ付きPC。(最新のOSであることや電源・安定したネット回線の確認もお忘れなく)
以上です。たぶん、Google chromeを使用したことがある人はこの辺は大丈夫かと思います。

どうしたら「Google認定教育者」なれる?

「Google認定教育者」を取得するためのセミナー開催や問題集が販売されてたりしますが、必要ないかと思います。むしろ、Googleが用意してくれているTeacher centerから、認定教育者レベル1、認定教育者レベル2の勉強が無料で出来ます。期限も特にないため、好きな時間に始められるます。

Teacher centerのクセがすごい。


ただ、このTeacher centerはクセがすごいんです!英文を日本語訳しているのか意味がわかりにくい表現になっていたり、ユニットごとに確認テストみたいなものがあるのですが、4択で「~は次のうちどれですか?」であれば答えは1つですが、「~すべて選びなさい。」の場合、答えは2つ以上あるはず!っと思わせて、答えが1つであったりします。また、「その用語はどこにも書いてないやん!」と思っていたら、Teacher centerの説明文をクリックして飛んで、さらに飛んでいった先に、ちょこっと書いている内容も出ていたりします。思わずツッコミたくなる内容も多いですが、私は途中から答えがわからないときは、ポチポチ全部試してみて、正解になったら「へー。」と、そこで知るぐらいの軽い気持ちでやっていました。
あと、最初は説明用の動画や説明が全部英語であることも困りました。
Youtubeの翻訳機能やGoogle翻訳で訳しながら勉強しました。毎日英語の動画を見ていると英語ペラペラになるのではないかと思いましたが、いつまでたっても全然です。笑
ただ、英語が話せなくても英語の動画や文章は訳せば良いため、やり方がわかれば英語のハードルが少し低くなったと思います。これについてもTeacher centerで説明してくれています。

認定試験について

試験の内容については、NDA(秘密保持契約)に同意しているため詳しいことは伝えることが出来ません。もしポリシー違反が発覚すると

「Google は独自の裁量で該当者のすべての Google for Education 認定を取り消し、すべての Google for Education 試験の再受験を永久に禁止することができます。」
引用:Teacher Center

とされています。

公表されている情報をまとめてみます。

オンライン受験
試験時間:3時間(180分)。
試験中:ウェブカメラをオンの状態で録画されています。
試験の種類:Google認定教育者レベル1($10)、Google認定教育者レベル2($25)
有効期限:3年間。
Teacher centerのサイトの<認定>より詳細が記載されています。
どちらも実技(実際に機能を使って、提出)がありますので、Googleのアプリを使いこなせるように準備をしておいた方がよいと思います。

使いこなすレベルも人によりますので、一例をご参考までに。

Google認定教育者レベル1
・Googlekeepを使って画像やテキストを保存する。
・Googleカレンダーを使用して、予約枠を共有し学生と面談日時を決める。
・ハイパードキュメントの作成やフォームの作成  など

Google認定教育者レベル2
・Googleマイマップでルートを作成する。
・Googleアースを使って、地球全体の距離を測定する。
・スプレッドシートを使用して、ピポットテーブル作成。条件付き書式の使用。
・Youtubeのチャンネル作成、再生リストの登録と共有  など

とかですかね。以上の内容を見て、「あぁ、これなら使いこなしている。」と思えるような準備が必要かと思います。
Teacher Centerのタイトルを見て、「これは普段から使っている。」と思うところは時間をかけなくても良いと思いますが、私はほぼ「何これ?」状態だったので、全部勉強しました。ちなみに、Teacher Centerはやらなくても試験に影響はないようです。

もしも不合格になったら・・

Teacher Centerでは、
不合格と再受験: 試験が不合格となった場合は再受験することができますが、14 日以上期間をあける必要があります。2 回目に不合格となり再受験する場合は 60 日以上、3 回目に不合格となり再受験する場合は 1 年以上期間をあけてください。
とされています。

ちなみに私は、Google認定教育者レベル2で2回落ちました。
1回目は、単純に<何をどうしたらいいかわからなくなった。自分の理解度が足りなかった>からです。
2回目は、<理解度は足りていたけど、途中までシークレットモードで行っていなかったため、極端に点数が下がってしまった>からかなぁっと思っています。試験に必要な情報に関してはしっかり読んで受けることをおすすめします。

上記にあるように2回目不合格の場合、60日以上あけないと再受験が出来ませんので、ショックと同時に何か良い方法にないか考えてしまいました。一時期「別のアカウントであれば60日待たずに受けられるのでは?」とも思いましたが、これから末永くお付き合いしていきたいGoogleさんですので、素直に60日待ちました。
3回目の受験は、自信はあったのですが、「これで落ちたら1年再受験できない。」というプレッシャーはハンパなかったです。ですので、普段なら「こんなもんでええかな。」っと思う出来栄えよりも、より完璧に仕上げようとした結果。
時間切れで最後まで答えられませんでした。(T_T)
ただ、なんとか3回目で合格することが出来たので、今ではホッとしています。

Google認定教育者レベル1・2を取得したら


私がGoogle認定教育者を取得する前に目標にしていたのが、「Google認定トレーナー」の取得でした。そのために、Google認定教育者レベル1・2が必須だったのです。ですので、取得後、すぐにGoogle認定トレーナープログラムに移行し、トレーナーを目指しました。
結果、すぐに取得することが出来ました。
(レベル2の時のプレッシャーはなんだったんだろう。)
ただ、Google認定トレーナーは試験に合格しただけで、その後動画を作成して提出する必要があるのですが、私はそこまでしていません。ここまでである程度目標達成したことと、Google認定トレーナーに成績になれば、検索されるとオンライン上に表示されてしまう可能性があるからです。
(まだ職場に伝えていないため、まずいかなっと)
ですので、正式なGoogle認定トレーナーではありませんが、試験合格までは到達出来ました。
またGoogle認定イノベーターという、世界中のイノベーター同士で交流を取り、問題解決を行うプログラムもあるのですが、地域の講習会への参加が必須であり、なかなか日本で行われていない事で、半ば諦めています。
ただ、「交流を通し、問題解決をしていく事」はしていきたいと思っています。

Google Educator Groups(GEG)への参加

日本の中でも、Google Educator Groups(GEG)が時折開催されていることをご存知ですか?
各都道府県ごとで開催されているようです。また大都市になると区や市などの地区でも開催されているようです。現在、日本には61のGEGがあるようですので、世界的にも割と多いほうです。
私もまだ参加するまでには至っていませんが、今後参加してみようと思っています。
Google認定教育者同士で交流を深める事が出来ればいいなぁっと思っています。

このブログを見てくれた方が、少しでも「Google認定教育者」に対して理解を深め、日々の業務や生活が豊かになってくれるといいなっと思い書きました。
私のリアルの経験が誰かの参考になれば、嬉しいです。

最後に

Googleの機能についてはまだまだ使えるアプリがたくさんあります。しかも、ほぼ無料で使えるものばかり。いやぁ~Googleさんすげぇっすよ!
普通に業者依頼すれば、◯十万、◯百万かかるよ!ってものが、無料ですよ!!
知れば知るほど、使えるものが多い!
ICT教育、プログラミング教育、教育DX、さらには働き方改革が必要な時代、これを機会にいっその事時代の流れにのって、業務量削減、学生とのコミュニケーションを充実を一緒に目指してみませんか?
教育関係の情報共有に興味ある方は、ぜひご連絡お待ちしています。

今回は教育関係のものを書きましたが、今後もブログでGoogleのアプリのご紹介をしようと思っていますので、また見て下さい!!

ちなみに、Google認定教育者取得から6ヶ月経過した時の当校の変化についても記事にしました。

よろしければそちらもご覧ください。

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