現代人が抱える体の問題

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一昔前と比べ、多くのものが変わってきました。
例えば、「スマホ」。
今では一人1台なんて当たり前。むしろ、ipadなどのタブレット端末やPCが教育現場で使用される事になって、スマホ+αで持っている人が多くなってきています。

便利な一方で、体に起きている問題について皆さんは考えた事があるでしょうか?
今後さらに技術の発展とともに、体の問題についても考えなくてはならないかもしれません。

今回は、現代人が抱える体の問題についてお伝えしていこうと思います。

社会の変化

最近、公園にいっていますか?
シーソーやジャングルジムのようなこれまで当たり前にあった遊具がなくなっている事には気づいていますでしょうか。他にも子どものころに当たり前にあった遊具がどんどんなくなっています。理由は「危ないから」です。
本当に危なければ最初から存在するはずのない遊具ですが、保護者の「危ない」の定義が変化しつつあり、昔は良かったけど今はNGになってきているのです。
現代の子ども達が何をして遊ぶか?というと、ゲームなど身体的に危険性の少ない遊びに変化しています。
安全性を考慮した結果、子どもの頃からの遊びから活動量の変化が起きています。

また、これまでの生活は、通学・通勤・旅行など毎日外出するという生活が一般的でした。
ですが、昨年より、新型コロナウイルスが感染拡大し、活動は大きく制限されてきました。リモートワーク、リモート授業など数多く新しい取り組みが始まり、自宅で過ごす時間が多くなってきています。
また、食事・必要なものが宅配サービスでまかなえるようになってきた事で、さらに自宅から出る機会が少なくなってきました。

ですので、新型コロナウイルスの感染が起きる前より、「安全性を重視」し活動量が少なくなっている中、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中の人々が新たに「安全性を重視」した結果、さらに活動量が少なくなっているのです。

ただ、それが悪いとかではなく、そうした結果、人々の体に影響がある事に皆さんにも意識してほしいのです。

生活の変化

社会と生活は関係性が強いものが多くありますが、「食事」を例にとってみましょう。
これまでは家庭で作る事が一般的でしたが、最近はコンビニの充実、配達サービスの充実で「食事」に関しても大きく変化しています。もちろん、おいしいものが手軽に食べれる事は嬉しいことですが、体にとってはどうでしょうか。
また「人との交流」についても考えてみて下さい。
今は直接会わなくてもオンラインで出来る事が増えています。先程にもありましたリモートワークやリモート授業もその一つですね。
社会の変化が生活の変化をもたらした結果、活動量が減っているのはわかりますよね。

体の変化

こうした社会・生活の変化により、活動量が減り、体ではどんな変化が起きているのでしょうか?

筋肉の減少

イメージしやすいものとして筋肉の減少があります。筋肉は運動するためだけでなく、姿勢を保つ・食べたものを消費する・血液を心臓に届けるなど多くの役割があります。
こうした役割が低下する事で、健康に大きく影響する事が考えられます。

姿勢の変化

普段自分がどんな姿勢で過ごしているか意識していますか?
活動量が少なくなると、わりとリラックスした姿勢を取りやすく、骨盤が後ろ側に倒れている(後傾している)事が多くなります。
またデスクワークが増えたことにおいても、骨盤後傾位での姿勢保持が多くなっている事がわかります。
こうした時に、骨盤はいわば土台部分。土台の形態が変わればそれに伴ってその上に乗っかっている脊椎・首・頭はまるみを帯び、猫背のような姿勢になるのです。もちろん、脊椎や首・頭が同じ姿勢が続くと、固まってしまい、首・肩の筋肉が凝り固まってしまいます。ひどい時には手のしびれや偏頭痛、めまいなどの症状が現れます。

その時に、<肩が凝ったから肩のマッサージをする>事は本当に改善につながるでしょか?
要は<肩こり>は、長時間猫背を続けた結果から起きた現象であり、そこには原因があるのです。

姿勢が変われば、体型も変わります。腹筋をあまり使わない生活を続けると<ぽっこりお腹>にはなりやすいですし、首が前に出ている亀のような首にもなります。

思考への影響

思考にも影響が起きます。極端になりすぎかもしれませんが、病気になってしまうと天井の模様が何か別のものに見えてきた経験はありませんか?そうした、普段は気にもとめない事が気になって、ポジティブな思考ではなくなっていまします。
ネガティブな思考とまでは言いませんが、発展的な思考になりにくくなってきます。

免疫力の低下

活動量が減る事で、免疫にも影響が出ます。風邪をひきやすくなるなどの病気に対する抵抗力が低下してしまうのです。
ストレス耐性も低下し、今までの生活に戻ったとしても体の不調を訴える事もこれから起こるかもしれません。

体の変化を知り、改善方法を考える

先程あげた、社会・生活・体の変化をもとに考えた時に、では具体的にはどうしていくほうが良いかについて次にあげてみたいと思います。

骨盤を動かす

まずは、同じ姿勢で固まってしまっている骨盤を動かしてみましょう。
立った状態で、床に向かって前後・左右にしっかり動かします。
この時に、骨盤から下を動かさず、しっかりと膝を伸ばして行います。
可能な範囲で、各方向5回ずつ動かしましょう。

肩甲骨周りのストレッチ

次に、肩甲骨周りをストレッチしていきます。
胸を張った状態から、肩を触るようにします。外に向いている肘が大きな円を描くように前に5回、後ろに5回大きく動かします。これを3セットしてみましょう。

小胸筋ストレッチ

胸を張った状態から肘を90度に曲げます。手のひらを上に向けた状態のまま、1本のひもを持っているようなイメージで (実際に持たなくても良いです)外側に引っ張ります。
少し胸の上が突っ張っている感覚を感じながら、引っ張った状態のまま15秒維持します。これを3セット行います。
顔は前を向いたまま行いましょう。体が前後に倒れるなど、姿勢も崩れないように意識して下さい。

首周りのストレッチ

首を前後・左右に3回ずつ動かしましょう。動きをしっかり出すことが出来たら、今度は首を回します。時計回り・反時計回りに3回ずつ回してみましょう。

ここまでが、凝り固まった首周り・肩周りのストレッチです。
先程、伝えた「長時間同じ姿勢を続けた結果の現象」に対しての改善方法です。

ここからは、「原因となっている活動量の現象」に対しての改善方法です。

活動量のあげ方

ウォーキング・ランニング


活動量について、お伝えしてきましたが本来しているはずの「歩く」事をしていないのです。「歩く」事をしないと先程お伝えしたいような体の変化が大きく影響してきます。ただ、急に頑張りすぎると関節や筋肉を痛めます。
実は先程から伝えていたのは、<骨盤から上>の事ばかりを多く伝えています。これから、動かすのは、<骨盤から下>を動かしていきますので、急に動かして傷めないように、準備運動をしましょう。
・準備運動
①立った状態で壁にもたれかかり、膝をかかえます。その後、可能な範囲大きく膝で円を描くように動かします。これを時計回り・反時計周りで5回ずつ行います。左右とも行って下さい。

②立った状態のまま、片足を椅子などの少し高い場所に乗せます。可能な範囲でつまさきを触るように手を伸ばして伸びている感覚を感じながら、反動をつかって手を伸ばしていきます。片方10回の反動をつけ、左右行って下さい。これを左右交互に3セット行います。

③立った状態のまま、足首を持ち、出来るだけ後ろへ引っ張ります。この時、反対の手で持ってもらってもいいので、体は前に倒れないようにまっすぐ保ちながら行います。
伸ばしている足の前付近が伸びているのを感じながら、反動を10回左右交互に行います。左右とも3セットを目安に行って下さい。

④かかと上げを10回3セット。準備運動の最後は、かかと上げです。しっかりとふくらはぎからアキレス腱が伸び縮している事を感じながら行って下さい。アキレス腱のストレッチも入れると良いと思います。

文章に書くと長々となりましたが、準備運動は実際にやってみるとすぐに覚えます。意識してほしいのは股関節・膝関節・足関節にかけて大きな関節から順に行って血流を十分にあげていく事です。

ここまで出来たら、ウォーキング・ランニングに出ましょう。
大事なのは続ける事です!

私からは<どれくらい行う>ということは詳しくは言いません。
まずはただ、楽しく続けていく事が大切です。

目標がほしいという人は、5000歩を目指して見て下さい。(ウォーキング・ランニングだけで)そうすると、だいたいと人が歩幅が1~1.7m程度なので5km~8.5kmという事になります。

出来れば、毎日続けてほしいところですが、最初は1週間に1~2日でも構いません。
雨の日や体調が優れない時は、無理しなくても良いです。
だって、今まで天気が良くても何もしていなかったあなたが、天気や気分が乗っている時にだけでも活動が出来ていることだけでも成果じゃないですか。

続けていくコツは、「楽しかった。」や「やってよかった」というい経験を積むことです。

筋トレ

筋トレも姿勢や体型を維持していくためには大切です。
健康を維持する目的であれば、別にトレーニングジムに通ったりしなくても大丈夫です。
普段、使っていない筋肉を動かすだけでも、姿勢や体型は変わってきます。
詳しくは筋トレの記事をご参考下さい。

最後に

<体に異常がない時>にこそ健康を意識する事は難しいです。ただ、少しの意識変化によって結果的に健康を維持できている状態にしていく事が大切です。

活動量がどうしても落ちてしまっている<今だから>こそ、<体に異常がない時>に活動量を増やす取り組みをしてく必要があります。
体が不調になってからでは遅いから、しっかりと今の現状を考えて体の問題に対して向き合ってみてはどうでしょうか?

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