【Google認定教育者】ICT教育資格を取得後、6ヶ月の変化。

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過去にご紹介した「Google認定教育者って何?」から始める方へが、私のブログ記事の中で1位を記録しました!見ていただいたみなさん、ありがとうございます。

この機会に今回は資格取得後の6ヶ月経った私の職場の変化についてご紹介したいと思っています。

まだ見ていない方は、過去の記事も是非見て下さい。

6ヶ月経過した結果からお伝えすると、「取得して良かった!」「全ての教育者に取得してほしい!」と思っています。

その理由について、今回はお伝えしていきます!

教育現場の現状の確認

教育関係者もそうでない方にも教育現場の現状について、確認していきましょう。

文部科学省(以下、文科省)の推進している内容は、2018年以降2022年までにICT(Information and Communication Technology)教育を推進していく方針を示しています。

文科省ICT環境5カ年計画画像
(文部科学省:教育ICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022)

小学校・中学校・高校で、ICT教育を推進される時代となりました。

そして上記画像でも示したように、2022年までに完成させる予定で、これまで進めていました。

つまり、今年がその完成年度という事です。

さらに文科省は、GIGAスクール構想や教育DX(デジタルトランスフォーメーション)で「一人1台端末」を推進し、学生一人ひとりに対して個別性の高い教育方針・最適な学びの実現をICTで行うように促しています。

ここまででもわかるように、ICT化はかなり前から言われていた対策になります。

今後もICT教育はより一層、質を高めていく必要があるでしょう。

よく聞く誤解

年配の先生
年配の先生

コロナの感染拡大が落ち着けば、デジタル端末に頼らなくても以前のように授業が受けられるから、わしにはデジタル端末は必要ない。

と聞きます。コロナの感染拡大は確かにリモートを必要とするようにはなりましたが、ICT化はコロナ以前から必要と言われています。また、

若い先生
若い先生

デジタル端末を使えばICT教育でしょ?

と思われる方もいると思いますが、これも誤解です。

ITではなくICTです!間にある「C」が意味するのはコミュニケーションです。

学生と先生の双方向の会話や取り組みが出来る事がICTには必要なのです。

教育現場のリアル

授業風景

ここまででもわかるように、10年前・20年前に私達が教わった教育方法とはまるで違いますよねw

それに対応しないといけない先生は大変。。

文科省の方針は「ICT教育を進めます!GIGAスクール構想で教育DXを目指します!!」と思われても、「いやー習った事もない事、使ったことのないもので教えられないよー。」と思われるのも自然ですよね。

そこで、活躍するのが各校や地区のICT担当になった先生。

ICT担当の先生は研修に参加して、学んだことを各校の先生に伝達したりされたのではないでしょうか。

その結果、他の先生からは「ICTとかよくわからないから担当の〇〇先生に任せよう。」や「〇〇先生、端末の事で学生が質問に来ているので、対応して。」など、ICT教育=〇〇先生のようになっていないですか?

もしそうなっているのであれば、考え直して下さい。

ICT教育は全生徒を対象に行う教育方法です。

「ICT教育=〇〇先生」であれば、「全生徒の教育は〇〇先生」と一緒の事なのです。

それでも良いのであれば、〇〇先生の報酬を増やすべきだったり、教員数の削減も考えなければなりませんよね。

ただ、本当に質の高い教育を目指したり、社会に適した生徒を育てたいのであれば、教員全員で取り組まなければならないのです。

ですので、私はICT教育は教員全員で取り組むべきと考えており、Google認定教育者についても、可能な限り教員全員が取得してほしい資格だと思っています。

これが私が「全ての教育者に取得してほしい!」と思う理由です。

Google認定トレーナーまで目指す必要はありません。まずはレベル1の取得を目指してみて下さい。

抵抗感を示す先生によくある誤解なのですが、「これまでの授業方法ではなく、ゼロから新しく作り直す。」のではなく、「これまでの授業方法を生かしてICT化していく。」という考え方です。

きっと、仕事負担の軽減・業務時間の短縮・生徒との関わり方の工夫に繋がると思います。

私は、出来るだけ抵抗感が強い先生にもICTの導入がしやすくなるように取り組んでいますので、今度は取り組んだ結果、職場の変化についてご紹介します。

取得後の職場の変化

職場の変化

正直、私自身には何の権限もありません。ですので、理解してくれる先生方のご協力や、学校長クラスの先生方のご理解を得られた事で少し進める事が出来ました。

この6ヶ月間で起きた職場の変化について簡単にまとめます。

・会議のペーパーレス化

・タイムリーな教員間の連絡

・授業資料のペーパーレス化

・学生との連絡手段の充実

・個別性のある学習指導

・リモート授業の質向上

・業務時間の短縮

まだまだ全て十分かと言えば不十分な部分もありますが、この6ヶ月間で変化したところです。

「私がGoogle認定教育者取得したからこれらが実現出来た!」なんてことではありません。

むしろ私はGoogle認定教育者を取得したことも、Google認定トレーナーになった事も、職場に未だに言っていません。(汗)

Apple teacherやMicrosoft認定教員も取得している事も。。

ただ、ICT関係で困った事が起きた時にアイデアを提案したり、学生に便利な使い方を紹介していると、少しずつ周りの先生が取り入れてくれました。

結果、6ヶ月で上記のような取り組みが出来る環境に変わってきています。

私は、デジタルに強い!という個人のアピールがしたいのではなく、ICTを取り入れる環境を作りたいのです。

ですので、デジタルが苦手な先生にも無理なく導入できる手段をお伝えしています。

Google認定教育者の勉強で上記の内容について勉強できますので、興味がある方は是非目指してみて下さい。

ちなみに私がこれまでに使ったことのあるICTサービスをご紹介

様々なサービス

・ロイロノート

・Classi

・Appleスクールマネージャー

・Google Workspace for Education 

どれもそれぞれの良さがあり、「これすごい使える!」と思うものばかりです。

ただ現実的に考えた場合、「費用をどうするか?」が結局論点になります。そんな時に無料で始めやすくて、使える内容が豊富なのがGoogle Workspace for Educationです。

Google認定教育者を取得して良かった事

取り組んで良かったこと

Google認定教育者を取得した事により、先生や学生に関わるきっかけが増えました。

失敗もありますし、トラブル発生時に対応できない事もありました。

ただ、様々な困難を乗り越えていきながら、先生方や学生との距離は近づいたように思います。

では学生からの質問で

学生
学生

Googleフォームが答えられないんですけど。

という質問に対して、

先生
先生

ごめん。ちょっと待ってね。確認してみるね。これで大丈夫だから試してみて。

と、私以外の先生が対応していただけるようになりました。

また、最初の方は

先生
先生

私はアナログ人間だから。

と言っていた先生も今では

先生
先生

スプレッドシートであれば、全員で確認しながら同時編集と確認が出来るね。

なんていう言葉も言ってくれるようになりました。また、

先生
先生

ブラウザって何?

って言ってた先生も、今では学生のトラブル対応しながら

先生
先生

今ブラウザは何使ってる?じゃあ、一回クロームで開いて試してみよっか。

なんて対応をしてくれています。

こうした先生方の変化を見ながら、こっそりとニヤニヤしていますww

ICT教育は担当者だけが行うものではなく、先生全員が行っていける環境を作っていく事が大事です。

ICT担当者は、その環境作りをしていく事が役割だと私は思っています。

今後の予定

時代の変化にとまどう事もありますが、学生主体で学べる環境つくりを今後も目指していきたいと思っています。

また、学校で働く先生方の業務改善も必要だと思っています。

ICT教育と合わせて、先生の働き方改革に生かせる方法を今後もお伝え出来ればと思います。

「働く人」にも「学ぶ人」にも、良い環境になることを今後も目指していきます。

働く人と学ぶ人

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